2007年10月16日
時計じかけのオレンジ
なんというかこの映画キてますね。
テーマはズバリ暴力なのでしょうか?
いまいち訴えたい事が何かが掴めなかった。
ジャンルとしても難しい。アクションでもないし・・・
ただ、舞台は見るからに近未来なのでSFに入るんだろう。
キューブリック監督だしね。
何処かしら魅力溢れる映画でした。
主人公のアレックスは札付きのワルって奴なんですが、何処かしら憎めない表情なんですよね。
マルコム・マクドウェルがいい味出してます。
とてもカッコイイ。ファンになっちゃいました。

最近の映画ではよくありがちな、一人の不良青年の暴力の映画である・・・
なーんて思ってたら中盤に、まさかの展開が。
ここからがこの映画の、そしてキューブリック監督っぽさが爆裂します。
ありえない方法でわずか2年と2週間程度で真っ当な出所を果たすアレックス。
その方法は見てのお楽しみという事で。
ヒント

で、出所してからがまたキてます。
今までアレックスの被害にあった仲間や被害者が続々登場します。
最後はもうなんというか笑えます。
この映画、マトモな人間が一人も出てこないのがミソ。
アレックスのファッションセンスもさることながら、そのお母さんのファッションにも注目です。

この映画、全編にベートベンを始めとするクラシックが流れます。
筆者は不思議な事に、見た事も無い映画を知ってる事が多いんです。
1枚の写真を見てタイトルを言い当てたり、音楽だけでタイトルを思い浮かべたり。
この映画もそのひとつでした。
土曜八時の夜でお馴染みの「オレたちひょうきん族」。
このオープニングでお馴染みのロッシーニの『ウィリアム・テル』序曲。
この映画と来れば、この曲。この曲ときたら「ひょうきん」より「時計じかけのオレンジ」とずっと思ってました。
でも、ほんのワンシーンだけに流れるんですね。
なんでこんなに強烈な思い込みをしてたのか不思議です。
また、アレックスが好んで歌う『雨に唄えば』。
エンドロールにも流れるんですが、妙に作風とマッチしておりおかしかったです。
結構バイオレンス描写が強いので、15歳未満のお子様にはあまりオススメできません。
所謂俗語?的名セリフも字幕で出るもんだから慣れるまで結構しんどいです。
ただ、一度は見るべき映画でしょう。
なんだかんだ言って、色々考えさせられますよ。
(特にラストの意味??)
■作品情報■
時計じかけのオレンジ
A Clockwork Orange
監督/製作/脚本 スタンリー・キューブリック
出演者
マルコム・マクダウェル
パトリック・マギー
マイケル・ベイツ
1972年イギリス

キてる度・・・90点
ほのぼの度・・・80点
異常度・・・80点
(全部いい意味で)
総合・・・80点
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テーマはズバリ暴力なのでしょうか?
いまいち訴えたい事が何かが掴めなかった。
ジャンルとしても難しい。アクションでもないし・・・
ただ、舞台は見るからに近未来なのでSFに入るんだろう。
キューブリック監督だしね。
何処かしら魅力溢れる映画でした。
主人公のアレックスは札付きのワルって奴なんですが、何処かしら憎めない表情なんですよね。
マルコム・マクドウェルがいい味出してます。
とてもカッコイイ。ファンになっちゃいました。

最近の映画ではよくありがちな、一人の不良青年の暴力の映画である・・・
なーんて思ってたら中盤に、まさかの展開が。
ここからがこの映画の、そしてキューブリック監督っぽさが爆裂します。
ありえない方法でわずか2年と2週間程度で真っ当な出所を果たすアレックス。
その方法は見てのお楽しみという事で。
ヒント

で、出所してからがまたキてます。
今までアレックスの被害にあった仲間や被害者が続々登場します。
最後はもうなんというか笑えます。
この映画、マトモな人間が一人も出てこないのがミソ。
アレックスのファッションセンスもさることながら、そのお母さんのファッションにも注目です。

この映画、全編にベートベンを始めとするクラシックが流れます。
筆者は不思議な事に、見た事も無い映画を知ってる事が多いんです。
1枚の写真を見てタイトルを言い当てたり、音楽だけでタイトルを思い浮かべたり。
この映画もそのひとつでした。
土曜八時の夜でお馴染みの「オレたちひょうきん族」。
このオープニングでお馴染みのロッシーニの『ウィリアム・テル』序曲。
この映画と来れば、この曲。この曲ときたら「ひょうきん」より「時計じかけのオレンジ」とずっと思ってました。
でも、ほんのワンシーンだけに流れるんですね。
なんでこんなに強烈な思い込みをしてたのか不思議です。
また、アレックスが好んで歌う『雨に唄えば』。
エンドロールにも流れるんですが、妙に作風とマッチしておりおかしかったです。
結構バイオレンス描写が強いので、15歳未満のお子様にはあまりオススメできません。
所謂俗語?的名セリフも字幕で出るもんだから慣れるまで結構しんどいです。
ただ、一度は見るべき映画でしょう。
なんだかんだ言って、色々考えさせられますよ。
(特にラストの意味??)
■作品情報■
時計じかけのオレンジ
A Clockwork Orange
監督/製作/脚本 スタンリー・キューブリック
出演者
マルコム・マクダウェル
パトリック・マギー
マイケル・ベイツ
1972年イギリス

キてる度・・・90点
ほのぼの度・・・80点
異常度・・・80点
(全部いい意味で)
総合・・・80点
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Posted by ぴぽら at 22:15│Comments(2)
│SF
この記事へのコメント
ぴぽらさん、お久しぶりです。
この「時計仕掛けのオレンジ」も残念ながらまだ観てませんが、サウンドトラックがシンセサイザーの第一人者、ウォルター・カルロスということで、機会があれば観てみたいなあと思っていました。
しかし、ここまでキテる映画とは・・・。バイオレンスものがイマイチ苦手な僕にとってはきついかもしれませんね。ハッピーエンドのアクション映画が好きな僕でも耐えられるでしょうか(笑)。
サウンドトラックはぜひとも聴いてみたいです。
ウォルター・カルロスについては、以前、僕のブログで紹介しましたので、時間があれば読んでいただけるとありがたいです。この映画の4年前に発表したアルバム「Switched on Bach(スイッチト・オン・バッハ)」を取り上げています。記事タイトルは「バッハ現代版」です。
この「時計仕掛けのオレンジ」も残念ながらまだ観てませんが、サウンドトラックがシンセサイザーの第一人者、ウォルター・カルロスということで、機会があれば観てみたいなあと思っていました。
しかし、ここまでキテる映画とは・・・。バイオレンスものがイマイチ苦手な僕にとってはきついかもしれませんね。ハッピーエンドのアクション映画が好きな僕でも耐えられるでしょうか(笑)。
サウンドトラックはぜひとも聴いてみたいです。
ウォルター・カルロスについては、以前、僕のブログで紹介しましたので、時間があれば読んでいただけるとありがたいです。この映画の4年前に発表したアルバム「Switched on Bach(スイッチト・オン・バッハ)」を取り上げています。記事タイトルは「バッハ現代版」です。
Posted by 真一
at 2007年10月23日 10:29

★真一さん
いやー、いい意味でキてますよ。本当。
サントラもかなり興味ありますねー
この映画の最大の効果は音楽なんですよ。
音楽が無ければなんかドロドロしたような感じなんですが、音楽効果とあいまって何処かしらユーモラスある映画に仕上がってます。
是非ご鑑賞してみて下さい。
いやー、いい意味でキてますよ。本当。
サントラもかなり興味ありますねー
この映画の最大の効果は音楽なんですよ。
音楽が無ければなんかドロドロしたような感じなんですが、音楽効果とあいまって何処かしらユーモラスある映画に仕上がってます。
是非ご鑑賞してみて下さい。
Posted by ぴぽら
at 2007年10月24日 09:46
